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サラリーマンとしてフルタイムで働くXCレーサー

千田 尚孝 (せんだ なおたか)

TEAM KHS JAPAN所属
他のスポンサー:重力技研、KOWA
種目:MTBクロスカントリー
使用バイク:SCAPIN NYLO
 2007年まではKHS TEAM ST(ソフトテール)を使用

1983年1月11日生まれ
血液型 B型
出身地 愛知県
国立名古屋工業大学出身、愛知県にある某有名自動車部品メーカーで技術職としてフルタイムで働くサラリーマンです。

>> レースレポートはこちら
  {セルフ ディスカバリー アドベンチャー 120kmの部}
  {Jシリーズ第5戦}
  {全日本選手権}


■主な成績
2008年 セルフ ディスカバリー アドベンチャー 120kmの部 優勝
Jシリーズ第5戦 エリートクラス2位
全日本選手権 シニアエリートクラス3位
2007年 MTB全日本選手権 3位
セルフディスカバリー大滝 3位

2001年
 本格的にマウンテンバイクのクロウカントリーレースに出場する。
 スポーツクラス、エキスパートクラスと一発優勝を果たしこの年にエリートクラスに昇格。
2002年
 KHS JAPANがサポートを始めエースとして活躍この年のランキングは31位。
2003年から
 Jシリーズで3回10位に入る活躍を見せ頭角を現す。この年のランキング21位。
2004年は
 一桁に数回入り、全日本選手権はU23で2位に入る。
 この年の総合ランキングは12位
2005年
 大学4回生になり就職活動の為にレース活動から一時遠のき、
 この年は全日本選手権のみ出場、U23で3位に入る。
2006年
 就職が決まりこの年からフルタイムワーカーとして参戦始める。
 昨年Jシリーズに出場していない為エキスパートに降格。
 しかし、復帰第一戦で優勝を果たしエリートに復帰しました。
 だが、この年は就職1年目と言う事もあり思うようにレースに出れませんでした。
2007年
 千田選手の力が爆発します。
 全日本選手権で3位に入り、年間総合5位、最終戦手前までは総合2位
 しかし、仕事の為に最終戦に出場できませんでした。

+ + + + + レースレポート + + + + +

セルフ ディスカバリー アドベンチャー
2008年9月14日
120kmの部 優勝
タイヤ:IRC MIBRO FOR MARATHON 2.10 前2.0気圧 後2.3気圧

昨年に続き、2度目の参加となった。ぜひとも優勝したいレースだ。持ち物は、予備チューブ1本、ボンベ3本、アーレンキーセット。必要最低限にした。補給は、キャメルバッグにドリンク2リットル、ボトル2本、パワージェル10個、ウイダー2個。ゴールタイムを6時間と予想して、30分に1個パワージェルを食べる作戦。

まだ暗いうちから起きて、スタートは最前列を確保。6時にスタートした。最初の5.5kmは先導車のペースでゆっくり進む。後ろを振り返ると、ズラ〜ッと1000人以上の選手が続いている。
ジープロードの登りに入ったところで先導車が外れ、本格的にレースがスタートする。すぐに鈴木選手と山田大五郎選手が飛び出したので、それに付いていく。3人で延々とジープロードを登っていく。スピードメーターを付けていないので、何km走ったのか分からない。登りがどれくらい続くのかも分からないので、淡々としたペースで3人で走る。そうして10km地点くらい?で下りが始まった。しばらく下ると鈴木選手が離れ、山田選手と前後しながら下っていく。普段誰も走らないコースなのでラインが出来ておらず、どこを走っていても路面状況から気が抜けない。ついにオーバースピードで突っ込んでしまいコースアウト。この時草むらに突っ込んで前輪がパンクしてしまった。まだ20km地点にも到達していない。普段使っているタイヤに比べれば極太&極厚のタイヤなのにパンクするとは・・・落ち着いてチューブを入れ、ボンベでエアを入れる。ちょっとビードが上がりきっていないが気にせず再スタート。このうちに20人くらいに抜かれた。

まだまだ先は長いので十分にトップに追いつけると信じ、ちょっとペースを上げて走る。30分ごとにパワージェルを食べるのを忘れずに。もう予備チューブは無いので下りは慎重に、登りはけっこうがんばって走る。10人くらい抜いて、やがて100kmの部のコースとは別れて120kmの部のみの20kmのループに入る。ここから長い下りの始まり。いつも一緒に練習している山中選手に追い着き、一緒に下る。ジープロードを下りきると、緩やかな舗装路の下りが始まる。アウタートップが回りきり、2人で先頭交代しながら走る。路面が濡れていてコケが生えているところもあるので、結構怖い。そして下りきったところで、長くて暗いトンネルに入る。出口の光だけが見えて、トンネルの中は真っ暗。平衡感覚がおかしくなりそうだが、光に向かって進んでいく感じ。トンネルを抜けると、再び元のコースに戻るべく登りが始まる。ここで2位を走る鈴木選手をパスし、2位に返り咲く。そしてちょっとガンバリ目で登っていると、トップの山田選手が見えた。どうやら、山田選手もパンクを食らったらしい。追い付いて、しばらく一緒に走る。

やがて、元のコースに合流する。この辺で50km地点くらいだったと思う。ここからは、100kmの部の選手たちを抜いていくことになる。100kmの選手たちは皆が走って石がどかされたラインを走っているので、その脇の路面状態の悪いところを走って抜いていくことになるが、これがけっこう辛い。この辺で、山田選手が遅れ、単独トップになった。あとは、前に延々と続く100kmの選手を目標にしてペースを保つ。そんな中、横を走っていた選手が後輪スリップで立ちゴケし、自分の自転車もろともドミノ倒しに!エンドが曲がってしまった。ここは落ち着いてディレーラーを掴んで適当に曲げなおし、再び走り出した。こういうトラブルにも注意が必要だ。

ここからは、ひたすら1人で走った。途中で、100kmの部に出場している知り合いとしゃべったりしながら。30分ごとにパワージェルを食べ、意識的にたっぷり水分補給もしたからか、ハンガーノックになることもなく、100km地点を通過する。ここからは緩い下り坂が続く。路面状況も良いので、ペダルを踏みまくって下っていく。後続との差が分からないので、不安もあったが、トップでゴールすることができた。

結局、ドリンクは3リットル持っていったうちの2リットル程度しか飲まなかった。キャメルバッグの容量をもっと減らせそうだ。けっこう肩が凝った。来年も、出るつもり。

http://www.powersports.co.jp/sda/08_otaki_bike/mtb120.htm

Jシリーズ第5戦
2008年7月27日
エリートクラス2位
タイヤ:シュワルベ スキニージミー(廃版) 1.90 前2.0気圧 後2.3気圧

月曜に秋田で全日本選手権を走り、中3日で金曜夜から再び長野さのさかへ移動。この1週間はずーっと体がダルく、一度だけ朝練に出たが、まったくパワーが感じられない走りだった。他の選手も疲れているだろうなー、一体どうなってしまうのか!?

土曜の昼ごろに軽く2周試走をした。特に例年からの変更は無い。1か所、ドロップオフの後に岩をジャンプ気味に飛び越えていくセクションがあったが、レース当日には削除されていた。さのさかでのJシリーズは今回が最後だそうで、ちょっと寂しい気分になった。自分が2001年にJシリーズスポーツクラスに初出場して優勝したのが、このさのさかだった。

日曜の天気予報は、晴れのち弱雨。その予報通り、エリートクラススタート10分前から小雨が降り出した。空は明るい気がしたし、まあ大丈夫だろうということで、そのままドライタイヤで出走した。14時に6周のレースがスタートした。スタート前は、体も重めだし、まあボチボチ走るかという感じだったが、ペダルもうまくハマり、スムーズに加速した。そのまま勢いを付けて激坂登りに突入していく。いつの間にかトップに。これはこのまま行くしかない。しかし、すぐに小野寺選手がスルスルと追い越して行き、若干差をつけられてしまう。ピークは6位で通過。シングルの下りに入ると、暗い+路面が滑りやすく、前の選手と差が開いてしまう。シングルトラックを抜けると、20秒ほど前に2位集団が見える。今日の自分は下りがダメそうだから、登りでいくしかない。コース後半の登りで頑張っていると、トップを走っていたはずの小野寺選手が失速していた。パンクのようだ。そして、1周目の最終部分で、もう1人パンクで停まっていた。これで4位に浮上した。

2周目のゲレンデ登りで、前が見える。トップから自分まで30秒程度。等間隔で4人が走っている感じだ。登りで差を詰めるが、シングルトラックの下りで差が開き、また登りで詰める、という感じで2周目終了。そして3周目、後半の登りで1人抜き、3位に浮上。しかも、トップはまだ30秒ほど前に見えている。

4周目、ゲレンデ登りで2位の選手に追いつき、後ろを登っているとその選手が後輪スリップで足をつく。そのまま追い抜き、これで2位に浮上。あいかわらずトップを走る辻浦選手は見えているが、登りで差を詰め下りで離される展開が続く。このころから、小雨だった雨が本降りになってきて、シングルトラックの中はいよいよ暗く、スリッピーになってくる。度付きサングラスは曇ってしまって見えないので、裸眼で走行。ちょっと路面が見にくいが、ある程度路面状況を覚えていたのでそれを頼りに走る。下りで無理に飛ばしてクラッシュしてしまってはイタいので、確実に走ることに専念する。そして、5周目の後半の登りで、ついに辻浦選手に追いついた。

6周目のファイナルラップには、辻浦選手に後ろにぴったり付かれた状態でゲレンデ激坂に突入していく。それまでの周回よりも1枚重いギヤでちょっとペースを上げる。「後ろ、ちょっと離れたぞ!」とギャラリーから声がかかる。そのままいけるといいのだが、さすがに疲れていて、ちょっと勾配が緩くなった地点で追いつかれてしまう。そのまま2人でピークを通過し、辻浦選手の後ろでシングルトラック下りに入る。下りでの差を最小限にとどめて、後半の登りで勝負するしかない。結局、このくだりではそれほど離れず、7秒差でコース後半の登りへ。辻浦選手も、チラチラと後ろを確認しながら自分との差をはかっている。辻浦選手がダンシングすれば自分もダンシングし、ジリジリ差を縮めていく。そして追いついた瞬間、ダンシングで一気に抜こうとしたところで辻浦選手もグワッと加速。再び差が開いてしまい、下りに入る。自分のベストを尽くして下ったが、結局その差は詰められず、2位でのゴールとなった。

先週のレースでかなり疲れを感じていたが、意外と走れてしまった。下りで離され登りで追い付くという展開、ちょっと損をしている。もうちょっと下りが速くなるといいが…考えよう…

全日本選手権
2008年7月21日
シニアエリートクラス3位
タイヤ:シュワルベ スキニージミー(廃版) 1.90 前2.0気圧 後2.3気圧

土曜夜に自宅を出発して、日曜の昼前に会場入り。行きの車中で「コースが昨年と逆回りらしい」という情報を得ていた。早速試走へ。スタート後に九十九折れのゲレンデ登りが追加され、昨年まで下っていたシングルトラックを逆に登ってくるという、確かに逆走気味のコースになっていた。昨年は3位になったものの、ここのテクニカルな下りに手こずった。今年は、下りはスイッチバックのあるシングルトラックを除けばそれほど難しいところもなく、舗装路等の登りが多いので、もしや俺向き!?という印象で試走を終えた。

レース当日は快晴でコースも完全ドライ。エリートクラスは6周で、気温も高くサバイバルレースが予想された。最前列に並んでサスをロックし、スタート。3番手でゲレンデの九十九折れを登っていく。とりあえず、この最初の坂で全力を出してしまわないように走る。頂上で一人抜かれ、4位でジープロードの下りへ入る。砂利が浮いていて滑りやすいので気を遣う。コースアウトに気をつけて下り、舗装路の登りにさしかかる。まだトップは見える。シングルトラックの激登りでミスって足をついてしまい、6位に後退。そのままコースの後半へ。1箇所だけ心配していたスイッチバックのシングルトラックもクリアでき、下りも悪くない感じで乗れているのを感じる。前との差も開いておらず、トップの選手こそ見えないが、2〜5位の選手は登りで前に見える。

2周目は特に順位の変動もなく3周目に入る。舗装路の登りで5位の選手がチェーントラブルで失速。5位に上がる。その直後のシングルトラックの激登りを登り切ると、そこで竹谷選手が座り込んでいた。意識が朦朧としていたようだ。ここで4位に上がる。

4周目、自分はまだまだバテてはいなくて、まだイケる気がしていた。ギャラリーから、「3位の選手と30秒!」との情報を得る。「よ〜し」と思った矢先、シングルトラックの下りの何でもないところでクラッシュ!前輪の抜重のタイミングをミスってフロントのグリップがすっぽ抜けた。すぐに立ち上がって走り出すが、ハンドルとサドルがズレている!とりあえずそのまま走り、シングルトラックを出たところで無理やりコジッて直した。「あ〜やっちまった。前とだいぶ離されたはず」と思い、ちょっとテンションが下がったが、まだまだ脚は残っているので再び追い上げる。コース最後のシングルトラックを抜け、スタート地点へ登る舗装路へ出た瞬間、目の前に3位の選手が見えた。自分が転倒して自転車を直している以上にペースダウンしているようだ。5周目に入り、最初の登りで追いつき、ピーク地点で前に出る。相手は明らかに疲れているようだ。一気に追い抜き、下りに入る。その後の舗装路の登りに差し掛かっても後ろに気配はない。ミスだけはしないように心掛け、登りも淡々といく。後ろの気配は消え、「2位の選手と1分差!前も疲れてるぞ!」とコースサイドから声がかかる。「もしかして!?」と思った最終周回、ボトルの水を飲むために体勢を変えた瞬間、両脚が攣った。「やばい、後ろに追いつかれる!」と焦ったが、いったんストップして痙攣が治まるのを待つ。20秒後、後ろを気にしながら走り出す。まだ大丈夫のようだ。その後は脚に負担をかけないように心掛け、スタート地点下の舗装路へ出る。しばらくすると後ろに選手が見えたが、大丈夫そうだ。そのまま3位で逃げ切った。

去年に引き続き、全日本選手権で3位を獲ることができた。サラリーマンをやりながらこの成績が出せるとは思わなかった。田沢湖のコースは登りが長く、クライマータイプの自分向きであること、炎天下のサバイバル系レースで割と強いこと、最近乗っているスカピンのフレームがとても自分に合っていること(しなやかで好きな乗り味)が理由かな、と思う。

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